実はこうしたことを行うのに、今現在の勘定科目、会計ルール、会計ソフトである程度行うことは可能です。でも、せっかくやるなら、あとあとのことを考えてちゃんとやりましょう。もしあとで変更したりすると、長い間ためてきたデータが勘定科目を変更しただけで、比較できなくなったりしてしまうのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
まず、勘定科目、補助科目を決めましょう。これは以下のことを考えて決めなければなりません。
さらに、会計ソフトにおいて設定する部門を決めましょう。
経営上、必要なデータを良く検討する必要があります。会計ソフトによって、部門もマトリックス(支店別と事業部別の両方のデータ等)で設定できたり、プロジェクト(年度を超えて集計します)で損益を把握できたりします。
また、会計ルールも決める必要があります。
同じ物を買って、ある時は「消耗品勘定」、ある時は「事務用消耗品勘定」、またある時は「材料費勘定」では比較も何もできなくなってしまいます。
月次決算を始めたけれど・・・あれ・・・遅い・・・。
せっかく、月次決算を始めても4月分の試算表が6月の中旬にやっと出来ましたと渡された。これでは意味がありません。
想像してください。何ヶ月も前のデータ・・これだけ世の中のスピードが早い時代・・データの陳腐化もそれだけ早いのです。せっかく作るのなら、価値を高くしたいものです。それにはとにかく月次決算の早期化が必要なのです。せめて翌月15日、いや、10日には出来るようにしたくありませんか?
社長は経理担当者に「試算表をもっと早くだせ」と言う。
でも、出来てこない。出てこないのも当然なのです。経理フローを無駄のないきちんと合理化されたものにしていないと試算表は早くでてこないのです。それだけでなく、基礎資料を提出する他部署の理解と協力、場合によっては外注先等の支払い先の協力も必要となるのです。
何が無駄で、変わりにどんな仕組みを取り入れて、
どの問題点を解消していくか?
これを私たちは改善していきます。どこの会計事務所も一緒?
そんなことはありません。
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