以前、このブログで部門別損益の重要性を書きましたが、本日ある会社でこの重要性を再認識させて頂くことがありました。ある顧問先においては、関与直後に会計ソフトのセッティングを打ち合わせ、勘定科目体系及び補助科目の設定(ポイントは経営者が必要な情報+法定必要データは何かといった点で決めてゆきます)の他、この会社においてはざっと3階層で末端においては250部門程度の設定を行いました。今回、決算で部門別の損益でおかしいところをつめていったところ、営業担当と顧客の間で請求の先送りや 外注先への支払金額がおかしいもの(現在調査中ですが・・)等が多々みつかり、現時点で驚く程の損益の修正が発見されました。
ここで言いたいのは、部門をこれだけ細かく設定しているから、こうしたことが会計データから判明するのであって、5部門程度では異常点の検出ができなかったであろうといったことです。
財務分析においては財務安全上の長期固定適合比率や流動比率、資本の効率的運用を図るための、資本利益率及びそれを因数分解(例:資本回転率×(原価率+経費率)等も当然重要ですし、財務リスク(資金の長期短期別の調達と運用先(流動性有と無)とのバランス)や大枠での問題点(例:資産の効率的な運用が出来ているか、同業他社に比べ対売上運送費率が高い)を把握できます。こうした分析も当然重要ですが、何が損して何が利益を上げているかといった決定的な情報を上げてくれる部門別損益はより重要なものとなります。この場合、部門は細かくすればするほど有用なデータが抽出できます。
と、いうことで、部門別損益は手間はかかりますが、是非チャレンジしてみてください。
by 山沢
ここで言いたいのは、部門をこれだけ細かく設定しているから、こうしたことが会計データから判明するのであって、5部門程度では異常点の検出ができなかったであろうといったことです。
財務分析においては財務安全上の長期固定適合比率や流動比率、資本の効率的運用を図るための、資本利益率及びそれを因数分解(例:資本回転率×(原価率+経費率)等も当然重要ですし、財務リスク(資金の長期短期別の調達と運用先(流動性有と無)とのバランス)や大枠での問題点(例:資産の効率的な運用が出来ているか、同業他社に比べ対売上運送費率が高い)を把握できます。こうした分析も当然重要ですが、何が損して何が利益を上げているかといった決定的な情報を上げてくれる部門別損益はより重要なものとなります。この場合、部門は細かくすればするほど有用なデータが抽出できます。
と、いうことで、部門別損益は手間はかかりますが、是非チャレンジしてみてください。
by 山沢